熊野牛とは
熊野牛は和歌山県の南部、紀州熊野地方で飼育されている和牛ブランドです。
品種は黒毛和種で、限定された生産者などの条件に加え、格付けを満たした場合に熊野牛認定委員会から熊野牛と認定されます。
熊野古道や那智大社がある熊野の自然豊かな土地で、100％植物性資料で丹精に育てられています。
熊野牛のルーツ
和歌山県と三重県南部の熊野地方には熊野三山があり、日本全国に約3千社ある熊野神社の総本社となっています。
蟻が餌と巣の間を行列を作って行き来する様にたとえられるほどに、平安時代から貴族など大勢の人々が列をなして熊野を詣でました。
熊野牛は、そんな平安時代から、荷物を運ぶ荷牛として連れてこられた牛を農家が育てたことが飼育のルーツといわれています。
その後、肉牛として、ブランド牛の但馬牛の血統を取り入れ、全国的に見てもトップレベルの肉質と風味を備えた黒毛和牛種が誕生しました。
希少な熊野牛
熊野牛は生産者が限定されていることなど、認定されるまでに様々な条件があります。
そのため、月平均8頭程度の出荷されておらず、和歌山県外にはなかなか出回らない大変希少なブランド牛肉です。
その肉質はきめ細やかで柔らか。甘味のある味わいで、肉そのものの風味に優れています。
焼いたときの香りの良さも魅力。焼き肉やステーキ、ハンバーグで、その魅力をご堪能ください。
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